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栄光から栄光へ、鏡に映すように、主の栄光を反映させながら、キリストの似姿へと変えられていく。

1.手頃で新しい核兵器の時代?

最近、考えるにつれ、分かって来た事柄が一つある。それは、「誰かさん」が、私達に最も考えて欲しくないのは、過去の出来事ではなく、未来に関する事柄なのだということ。たとえばここで、筆者が過去の迷宮入りした冤罪事件や、警察や役所による不正事件や、総理や閣僚の失言をどれほど取り上げて、虐げられた弱い人たちをかばうために、批判を繰り広げ、鋭い推理を展開したとしても、そんな程度のことでは、「誰かさん」にとっては痛くもかゆくもない。

「彼ら」が私達に何よりも知ってほしくない、考えて欲しくない、対策を講じて欲しくないと願っているのは、過去でも現在でもなく、未来に関する事柄なのだ。いや、過去の事件をパズルのように組み合わせて、そこから未来に関する予測を確実に導き出すような人間が現れることを彼らは願っていない。何よりも、個人がきちんと筋道立てて自分の頭で物事を考えられるようになること、悪に対する免疫抵抗力を持つ人々が増えること、多くの人々が時代の波にただ流されて生きるのをやめ、今後の自分の行動に関して、冷静で、客観的に物事を考えられるようになり、どんな行動についても、他人の意見に流されるのでなく、自主性を持って、正しい判断を下そうと考え始めること、そういうことを願わない者たちがいる。

人々が、世界の未来を陰謀によって支配しようとする人たちの悪意に気づき、欺瞞などもう沢山だと怒り、陰謀をこれ以上、許さないという毅然とした態度で立ち向かうこと。つまり、私達が世界経済や宣伝という棍棒("stimul")に追い立てられ、踊らされる家畜であることをやめて、自らの頭で考え、自らのために生きるようになること…。それこそが、世界中の大衆を家畜のように管理したいと思っている何者かが最も恐れ、嫌っている事態なのではないか。

イラン戦争の勃発の可能性は何年も前から指摘されているようである。秘密裏の計画の中に、戦争のターゲットとして、中東の他の諸国も含まれるとの指摘さえある。だが、今日、日本人はイランで起こるかも知れない戦争のことで頭を痛めたりしているだろうか? え?第三次世界大戦の勃発!?
…聞いた人は笑うかも知れない。そんな問題よりも、大臣の進退やら、給付金のことの方が我々にとっては大問題だ。このブログの読者の中にも、現時点で、起こってもいない戦争に対して反対を唱えている筆者を、呆れた馬鹿者だと思う人があるかも知れない。

だが、ノアの箱舟の時にも、その日が来るまで、誰にも分からなかった。人々はノアが気が狂っていると思って、彼を嘲笑しながら、「娶ったり、嫁いだり」して気ままに暮らしていた。だが、それでも、その日は確実にやって来たのだ…。

現代という時代は、何らかの大義名分や美名のもとに、恐るべき欺瞞が進む時代だ。イランで戦争がいつ勃発するか、あるいは別のどこかで次の戦争が起こるのか? そういう事柄を「予言」することがブログの目的ではない。重要なのは、核戦争に対して筆者は反対であるということ、それから、戦争にはどんな正義もないということを主張すること、どんな大義がついていようと、これ以上、軍事産業の繁栄のための戦争を許さないと主張することだ。

これまでにも大勢の人たちが、戦争の欺瞞を暴き出し、軍事産業の暴走の危険視してきたからこそ、今日まで、大戦が勃発していないのかも知れない。たとえ大災害がいつか起こることは止めようがないとしても、主がアブラハムの祈りを聞かれたように、善良な人々の声高な叫びには、社会において悪があふれ出すのをきっと止める力がある。危険がなくならない限り、反戦を訴えよう。

参考までに。イラン戦争の勃発を憂慮する英語サイト
"Nuclear War against Iran by Michel Chossudovsky January 3, 2006"
"Iran: A War Is Coming by John Pilger February 3, 2007"

日本語サイト
イランは核攻撃される? 2006年4月18日  田中 宇
核戦争を準備するアメリカタカ派(ヤパーナ社会フォーラム)

これらのサイトの情報を総合すると、イランで戦争が起こる可能性はかなり現実のものとして感じられるようになる。すでにそれを想定した軍事演習が行われ、小型核を使いたいと考えている者たちは、新しい戦争に向けて盛んに武器を売り込んでいるようだ。だが、アメリカが中東の戦争に参戦するためには、参戦の口実として、またもや新しい「真珠湾攻撃」が必要となるかも知れない。

きっと、お節介な話だと言われてしまうだろうが、筆者はアメリカを物騒な国だと考えている。アメリカに今後旅行の予定がある人は、どうぞ注意されたい。また、以下の記事に登場する「小型核」が中東諸国で大量に使われた場合、ウラル山脈を越えて、中央アジアまで、ユーラシア大陸に汚染が広がるとの懸念もある。
21世紀は本当に歴史に残る大変な時代となりそうである…(歴史が続いたならばの話だが)。

今、被爆国として日本の取るべき立場は何なのか、小型核の問題についてどうか多くの人たちに考えて欲しい。できるだけこの情報をより多くの人たちに伝えて、戦争への警戒を呼びかけて欲しい。いつどこで戦争が起こるかが問題なのではない。どこで起ころうとも、核戦争など絶対に誰にも容認できるものではないということが重要なのだ。

一人ひとりの力は小さくとも、知識人による声を合わせれば、きっと社会を動かす力がある。


2.イランに対する核攻撃の可能性について ミシェル・チョスドフスキーの記事より

以下は、今からすでに2年も前の2006年1月3日にミシェル・チョスドフスキーによって書かれた英文記事"Nuclear War against Iran by Michel Chossudovsky "(上に掲載したものと同じ)の部分的な引用です。この情報が最新のものでないこと、また、ここで予告されている戦争がいまだ起こっていないということを考慮すれば、この記事には色々と議論の余地が残るでしょう。
しかしながら、今後訪れる「核の新しい時代」とはどのようなものか、小型核とは何かを知り、戦争はどのようにして「作られる」のかを考える上で、これは今も参考になる記事だと思います。機械翻訳を参照して手直ししたため、訳に不正確な部分があるかも知れませんが、ご了承下さい。

 

(―――以下引用―――)


イランに対する核戦争

核弾頭を使用してイランに対しあからさまな戦争を引き起こそうとする計画は最終段階にある。
米国、イスラエル、トルコの連合は「着々と準備を進めている」。2005年初頭から様々な軍事演習が実施されてきた。 一方で、米国の攻撃を見越して、イラン軍は12月にペルシャ湾で大規模な軍事演習を実施している。
2005年初頭より、ワシントン、テルアビブ、アンカラ、ブリュッセルにある北大西洋条約機構本部の間で、激しい外交交渉が行われた。最近では、アンカラへ派遣されたCIA長官ポーター・ゴスがトルコのレジェプ・タイイプ・エルドアン首相に、 「イランで核兵器などの軍事目標が空爆された際には、政治的支援、後方支援を提供するよう」要請した。ゴスはトルコの知識人層に対して、軍事作戦への備えと監視に支援を求める、特別な協力を要請したと伝えられる。( DDP 2005年12月30日)

一方、シャロン首相はイスラエル軍は3月末までに攻撃を開始して良いとのゴーサインを与えた。
イスラエル当局関係者は異口同音に、イランに対する軍事攻撃は 遅くとも、2006年3月末までには開始されるだろうと述べている。 3月末という期日は、イランの核エネルギー開発計画に対して、IAEAが行った国連への報告書と一致する。イスラエルの政策立案者は、それらの脅威が報告に影響を与えるか、あるいは少なくとも、海外の支持者らによって安全保障理事会による制裁措置などの何らかの措置を促し、あるいはイスラエルの軍事行動を正当化することになるだろうと信じている。
(ジェームズ・ペトラス 、  イスラエル開戦へのカウントダウン:イランへの集中攻撃、グローバル研究、 2005年12月)

軍事計画は米国によって後押しされ、NATOによっても承認されてきたが、しかし、空中攻撃の計画はNATOでの問題に鑑みて、現段階では不明である。
 

「衝撃と恐怖」作戦
 
軍事行動のための様々な要素が、ネブラスカにあるオファット空軍基地で、アメリカの厳重な指揮の下、アメリカの国防総省と戦略司令本部( USSTRATCOM )によって調整されている 。
イスラエルによって発表される作戦行動は、米国防総省(ペンタゴン)との緊密な連携のもと実施されるだろう。この軍事作戦の司令部は(ワシントンに)集中され、最終的にいつ軍事作戦が開始されるかは米国が決定する。

米軍筋は、イランに対する空爆が、2003年3月にイラクで行われた「衝撃と恐怖」作戦と呼ばれる空爆に匹敵するほどの大規模な展開となりうることを確認した。
米軍によるイランへの空爆は、1981年のイスラエルによるイラクのオシラク核センターへの攻撃をはるかにしのぐ範囲に渡り、2003年のイラクに対する空爆キャンペーンの開始に似たものとなることが予想される。ディエゴガルシアから、もしくは直接アメリカから発射して操作されるB-2ステルス爆弾の威力をフル活用し、それに、カタールのアルデイドやその他戦域にある地域から発射が計画されているF-117ステルス戦闘爆撃機が加えられ、核の攻撃予定地は2ダースには上るものと予想される。

軍事作戦の計画者らは、攻撃リストを政府当局の選択に応じて、最重要の軍事施設を目標とした空爆だけに制限するよう調整することもできるし、あるいは、イラクから米軍に対する反撃として使われるかも知れない原子力兵器、通常兵器を攻撃目標に含むと同時に、それに関連する大量破壊兵器が含まれる広範囲を一連の攻撃予定地として定める選択も可能だとしている。(グローバル・セキュリティ.org 記事参照)

11月に、米国の戦略司令部は「世界の稲妻」作戦と銘打った「世界的規模の攻撃計画」の主要な軍事演習を実施した。「世界の稲妻」作戦には、「仮想敵」に対する、核兵器と通常兵器を合わせた攻撃のシミュレーションも含まれていた。「世界の稲妻」作戦の演習後、米国の戦略司令部は準備万端であると宣言した(以下の分析を参照)。

アジアの新聞雑誌は、「世界の稲妻」作戦の演習における「仮想敵」は北朝鮮であるとみなしたが、演習のタイミングから判断するなら、これは、イランに対して計画された攻撃を見越して実施された演習だったと判断できる。


核戦争に向けてのコンセンサス

EU内からは、政治的に異議を唱える声は全く出ていない。ワシントン、パリ、ベルリン間では協議が続いている。イラクへの侵略の際には、フランス、ドイツから外交レベルで反対が出されたが、今回はそれとは反対に、 ワシントンは大西洋沿岸の同盟国と国連安保理の双方において、「合意」を打ち立てることができた。この合意には中東と中央アジアの広域に影響を与えかねない核兵器の使用も含まれている。

さらに、アラブ諸国の多くが、今や、暗黙のうちに米国とイスラエルの軍事計画の支持者となっている。一年前の2004年11月、イスラエル軍の首脳がブリュッセルにあるNATO本部でエジプト、ヨルダン、チュニジア、モロッコ、アルジェリア、モーリタニアを含む地中海沿岸諸国の6か国のメンバーと会談し、NATOとイスラエルは条約議定書に調印した。この会談の後、シリアの沿岸で米国、イスラエル、トルコを含む合同軍事演習が催され、2005年2月には、イスラエルがアラブの数カ国と共に「反テロ演習」に参加した。

メディアは異口同音にイランを「世界平和への脅威」として非難している。 反戦運動はこのメディア路線を鵜呑みにして来た。米国とイスラエルとが中東で核によるホロコーストを企てている事実があるにも関わらず、反戦・反グローバル化運動はそれを議題に取り上げようとはしない。世界中の世論は、これはイランの核兵器開発を防止するために必要な「外科手術」なのだと言いくるめられてしまっている。

我々には、これは戦争ではなく、イランの核施設への空爆という形を取った、軍事的な平和維持活動なのだと説明されている。


「市民の安全のための」小型核爆弾

報道によって、いくつかの軍事課題の特徴は明らかにされてはいるものの、先制攻撃として戦略的に核兵器を使用することを含めた軍事作戦の広範囲な性質は大幅に歪曲されて伝えられている。
この軍事課題は、2002年のブッシュ政権の政策であった「先制的な」核戦争、つまり、核戦略の見直し報告(Nuclear Posture Review)に基づいている。メディアが誤まった情報を伝えているために、イランに対して核弾頭を含む軍事行動が行われた場合に、破壊的な結果がもたらされるということが、世間にはほとんど伝わっていない。外科手術が、通常兵器と核兵器の双方を用いて行われるという事実は、議論の対象にもなっていない。

2003年の上院の決定によれば、「低い爆発エネルギー」を持つ「小型核爆弾」は、戦略的な核兵器の新しい時代を切り開くものであるとされており、実際には、広島に投下された爆弾の6倍もの爆発力を持ちうるというのに、爆発は地下で起こることが想定されているという理由で、小型爆弾は今や「市民の安全」を守るものであるかのようにみなされている。

核に関する「権威ある」科学者たちの協力を募って行われたプロパガンダ的なキャンペーンにおいて、小型核爆弾は、戦争よりもむしろ平和のための道具であると宣伝されている。爆発エネルギーの低い核爆弾は、今や「戦場での使用」に向けて整えられ、アメリカの進める「テロとの闘い」の次なるステージで、通常兵器と並んで使用の候補に挙げられているのだ。

政府当局者は、低爆発エネルギーの核兵器は(イラン、北朝鮮などの)ならず者国家に対する頼もしい抑止力となると主張する。彼らの理屈では、現存する核兵器は、あまりにも破壊力がありすぎて、本格的な核戦争以外で使用するには適さないというのである。潜在的な敵はそれをよく分かっているため、彼らは報復に核兵器が使われることはないと高をくくっている。しかし、低い爆発エネルギーの核兵器があれば、破壊力が小さいため、実際に使用されることが想定される。そのため、小型核兵器は有力な戦争抑止的効果を持つというのだ。

全くの屁理屈としか言えないこの理論においては、核兵器は平和を樹立し、「二次被害」を予防する手段とされている。ペンタゴンはこの点について、(破壊力が5千トン以下の)「小型核」は、爆発が「地下で起こる」ため、市民には無害だと説明している。
にも関わらず、これらの「小型核」は一つ一つが、爆発して死の灰を撒き散らす際には、1945年に広島に投下されたのと同じ原爆の断片として、重大な被害をもたらすのだ。
長崎と広島における原爆の破壊力は、2万1千~1万5千トン程度であったと推定されている。( 記事)つまり、低爆発エネルギーの小型核は、広島への原爆の3分の1の破壊力を持つことになる。


小型核爆弾とは…
「核」兵器である B61-11が大地を貫通する能力はかなり限られている。テストでは、標高4万フィートから、乾いた大地に投下した場合、たった20フィートしか貫通しないことが判明した。しかし、爆発前にこの爆弾を地中に埋めておけば、地表での爆発時に比べ、はるかに高度な爆発エネルギーが衝撃派として地上に伝わる。これをもし都市で使用するならば、大量の民間人犠牲者が出るだろう。たとえ爆発のエネルギーが最小の0.3-300キロトンの範囲におさまったとしても、核による爆風は放射性物質の巨大なクレーターを生み出し、広範囲に渡って、致死量のγ線を放射する地域が作り出される。

GBU28

ガイド付き爆弾ユニット- 28 ( GBU - 28 ) 記事より

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2009/02/22 (Sun) 社会問題